「就職・転職に有利な資格は宅建士!」を信じて独学で宅建士を取得したその後とは?

※これはファイナンシャルプランナーとして、元不動産会社従業員様(以下、Aさん)とのライフプラン相談時に聞いたお話を、ご相談者様に許可を得て記事化しております。

独学で「宅建士」取得を目指す!

前回の続きとなります。前回の記事を読んでない方は「これが不動産営業の仕事?「辛い。もう辞めたい。」と思った入社5日目の出来事とは」をお読みいただいてから、当記事をお読みいただければと思います。

未経験で不動産会社の営業職として入社し一週間もしないまま辞めたAさんでしたが、それから本気で宅建士を取得しようとしました。

まずは、資格を取る前に宅建士がどのような事に有利に働くのか、そして取得したあとはどういう仕事ができるのか等を知る事が大事なのと、資格取得へのモチベーションになったとのこと。

結果的に半年間の独学で宅建士を取得し、その後に就職したわけですが、想像以上に有利に働いたおかげで大げさかもしれませんが人生が変わって今があるとのことです。

様々な資格があり、yoshiもいくつか資格を持っています。

今回は、Aさんから聞いて

「何か資格を取得しようかな」

「宅建士ってどうなの?」

と思っている人の参考になればと思い、下記にまとめておきます。

宅建士って本当に就職や転職に有利なの?

宅建士とはなんぞや?という人にとっては単なる資格かもしれません。

宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)とは、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者。宅地建物取引業者(一般に不動産会社)が行う、宅地又は建物売買交換又は貸借の取引に対して、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実に法に定める事務(重要事項の説明等)を行う、不動産取引法務専門家である。

引用元:Wikipedia

合格率が15%程という事を踏まえると、難しい資格で、社会生活の中の衣食住の住の部分の法律などを知る良いきっかけになる資格ではないでしょうか。

合格することで社会的に認められ(国家資格ですからね)周囲の人からも取得したことによってあなたのイメージが180度変わる事でしょう。もしかしたら尊敬に値するかもしれません。

これは、何もかも中途半端なAさんも宅建士を取得してから体験した事、感じたことを聞いた話ですので少しは価値観が違うものかもしれませんが、少なからず「何度受けても落ちる人がいる」資格ですので、そういった人からは凄いという目で見られます。

また、面接では「最後までやり抜く力がある」と見られてプラスになりますし、不動産業への転職では賃貸業だけでなく売買の担当にもなれますので仕事への拡張性も高いでしょう。

ちなみに売買の担当者は宅建士を取得している人が当たり前な部署です

具体的にどうやって宅建士を取得したのか

それではAさんはどうやって宅建士の資格を取得したのか、、、

まず、決めなければならないポイントがあります。

1.資格学校へ通うor独学で取得を目指すか

Aさんの場合、資格学校にはどのようなところがあるのかまず調べました。

その中でも「LEC」、「TAC」、「資格の大原」が良い印象でしたね。

試験本番前の模試も実施することから、通うならこの3つのどれかを選択しようと決めました。

ただ、学校はお金もかかるので、お金で合格するための勉強を買うといった方には良いだろうなという印象でした。(前職を一週間もしないまま辞めているAさんはお金が無かった…。)

(結果的に独学で勉強する事になったのですが、試験直前の「模試」は上記のLECTACのを受けていたとのこと

2.自分の住んでいる場所から通える場所に存在するのか

そして、Aさんの住んでいたところから、一番近い学校でも片道1時間半かかるところだったみたいです。(上京した際に家賃の安いところを探して、駅から遠いところに住んでいたので、、、)

そして、考えた結果、学校に通いたくても片道1時間半をかけて通うのであれば時間が惜しいので独学の方が良いと思ったそうで、往復で3時間も取られてしまうのはもったいないと感じていたようです。。

また、学校に通えば受かると勘違いする事もありますし、同じく通っている人とのコミュニケーションなどもいわゆる「学校」みたいで面倒だなと感じましたので、資格学校へ通うのではなく独学で勉強を開始したそうです。

3.資格学校の通信教育という手もある

他には、通信という手ももちろんありますよね。

ただ、これは同じく資格学校に通えないけどお金はある人に限って使える方法だなという印象でした。(何度も言うように、前職を一週間もしないまま辞めているAさんはお金が無かった…。)

もし、お金があるのであれば通信はオススメです。

上記の3つの学校から資料を取り寄せてから自分にあった講師を見つけてその人が教える講座で勉強を開始するのが良いでしょう。

正直、教える側の講師レベルまたは、合う合わないもとても大事になってきますので、サイトの参考動画を見たりして決めるのが手っ取り早いです。(人によってはこの講師のしゃべり方が気に食わない等あるそうで…)

上記を踏まえたうえで、Aさんはお金もなく結果的に「独学でやるしかねぇな!」という事になったとのことです。

独学で宅建士を取得する考え方と準備

孤独に耐えながら勉強を続けるのはモチベーション維持をするだけでも大変で、

Aさんは当時、「合格したら今までとは違う人生が待っている」と毎日思いながら勉強を進めていました。(本気で人生を変えようと思っていまし、それがモチベーションだとも言っていました。)

また、独学で取得を目指すという事にも100人いれば100人の考え方があるのだと思います。

短期的かつ効率的に独学で合格するようにした!

Aさんは、ダラダラとやるのは好きではないし途中で飽きてしまうだろうと感じていたのみたいで、「短期的にかつ、効率的にやりたい」と思って参考書やテキストの数を絞って勉強したとのこと。

複数の参考書とテキストを使用すると、解説の部分の言い回しが違ってきて混乱するのです。

実際に最初は複数の参考書を検討、また、過去問を解いていくうちに「参考書が複数あっても意味無いな」と感じたらしいです。

正直、そういう所もケチってしまいたいくらい生活費を削って生活していたということもあったみたいです・・・笑

【独学した時に使っていたもの】

  • 参考書一冊
  • 過去問テキスト(10年分くらい)
  • 宅建六法(図書館から借りた)

これだけです。
具体的な勉強方法などは長くなってしまいますので割愛しますが・・・・

最初から「税法」は捨ててましたとのこと。笑

逆に民法(権利関係)、宅建業法は満点を目指して勉強していましたよ。

ちなみに、合格した後に「もっともっと効率的に勉強できたな〜」と思う事もあったみたいです。

宅建士合格後は・・・

取得後、宅建主任者(現在は宅地建物士)として不動産業へ転職した時も、何人かに「宅建士の勉強のポイントを教えてほしい」と言われ効率的にやる方法を教えたたところ、4人中3人受かったみたいです。

それはそれでとても嬉しかったのを覚えているとのこと。

今は不動産業をしていないAさんですが、宅建士を取得した経験が「やればできるんだ!」と実感したことでもあり、その後の不動産業界への転職に役立ててたので、宅建士という資格に感謝したいとのことです!

 

次回は宅建士取得後の物語に続きます→「「宅建士」を取得したら就職先の候補が増えまくり?驚愕した実体験を告白します」も続けてお読みいただければ幸いです。

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