昨今、事情があって仕事を辞めて新たな仕事を探している人は少なくありません。
そんな時に「正社員募集!ただし研修中は時給(アルバイト)から」なんていう求人があったり、アルバイトから正社員登用を推奨しているという企業は少なくありません。
とはいえ、いざアルバイトとして働いてみると、社員並みに仕事を任されるというケースもあります。そんな時にふと・・・
「あれ?アルバイトって有給休暇はないんだっけ?」
と思う事があるでしょう。yoshiもそういう経験があります。
今回は実際に体験した事を踏まえアルバイトでも有給休暇を取得する権利があるという事をお伝えするべく、とても重要な内容をまとめましたので参考にしてくださいね。
Contents
アルバイトからスタートしたソフトウェア販売会社は「ブラック企業」だった?
転職を何度もしていると、正社員を希望してもアルバイトからスタートする場合も少なくありませんでした。
特に多かったのがシステム系やIT系企業で、スキル等を把握してから徐々に仕事を任せてもらえたりする会社も実際にありました。
仕事内容はソフトウェア販売だったのですが、yoshiが入った会社は設備もしっかりしていてビルの数フロアを使っているほど会社としても知名度がある会社でした。
入社した日には気になりませんでしたが、仕事を覚えていくにつれ様々な点に対して疑問視する事が増え、この会社の人事や雇用体系、働いている人、上司に対してまで不信感を抱くようになったのです。
そう思っていた矢先に、2年間この会社で働いていた先輩のアルバイトが辞めると聞き、話を聞いてみるととんでもない会社だったのです・・・!?
アルバイトには有給休暇が与えられていない!?
その理由というのが、労働契約上なんら問題がないのに対して、2年も働いていた人に対してパワハラ並みの陰湿な事をしていたという事実が発覚しました。
「仕事を与えない」
「他の人にも聞こえるようにダメだしする」
「話しかけられても数回は無視する」
など小学生並みのイジメ的な事でした。
元々その先輩アルバイトの方は退職してしまった社員の方に採用して頂いた事もあり、今いる社員とは性格が合わず苦労していたそうなのです。
また、退職の事を聞いてからふと思って、
「そういえば有給取得とかしたら消化分は出社しなくてもいいのではないですか?」
と聞いてびっくり!
「え、有給?バイトでも有給ってあるの?」
『有給?そんなの取得できるの!?』と逆に聞き返されてしまったのです・・・。
社会保険関係について色々と知っていたこともあり、かつ、労働について過去に労基署へ相談に行っているyoshiは、アルバイトも関係なく有給は取得できると認識していましたので、とても驚きました!
その後、yoshiは人事の人に聞きに行ってから所属長へ確認を取ってみたら・・・
「権利を主張して来た人には説明をしている」
と言わんばかりの対応でしぶしぶ説明をし始めたのです!
労働者の権利のはずが、会社によってはあたかも「アルバイトには有給なんて偉そうな権利を主張させない!」的にうやむやになってしまうのだな〜と思った次第です。
アルバイトにもしかっりと有給休暇は与えられます!
労働基準法第39条によると・・・・
「有給休暇(年次有給休暇)が全ての労働者に与えられた権利である」としっかり書いてあります。
引用:Wikipedia
会社によっては休ませないために、わざと有給休暇についての説明をしなかったりする場合もありますが、有給休暇を取れることを知らないまま働いていては損をすることになります!
働かなくても給料が貰える権利なのですから!!
ですので「有給休暇の制度」について以下を参考にしてみてください。
フルタイム勤務の場合
正社員と同じ週5日、1日8時間働くフルタイム勤務の方は、「入社し半年が経過した時点」で、10日も。
さらに、1年半が経過するとプラス11日も与えられる正当な権利です。
フルタイム以外の場合
- 週4日勤務の場合:有給休暇「7日」
- 週3日勤務の場合:有給休暇「5日」
- 週2日勤務の場合:有給休暇「3日」
いずれも「入社し半年が経過した時点」で与えられる日数ですのでこれだけでも覚えておくと便利ですよ!
雇用契約に期間がある場合・・・
例えば、契約期間が「3カ月更新」だった場合は・・・
更新し続けている限り勤続されている労働とみなされて上記のような「入社し半年が経過した時点」で有給休暇を取得できます!これで安心ですね。
しっかりと労働者の権利を主張して、給与をもらいながらロングバケーションを楽しむ!なんて事も可能になりますよ。
アルバイトで有給を使おうと思っても使えない?
とはいえ、実際に有給を取得して使おうと思っても使えないという声も少なくありません。
働いている人が足りずに休むだけで迷惑になってしまうといった場合などがあり、実際に有給を使う場合は「仕事を辞める時」になってしまったりするのがオチです。
そのようなケースは、飲食の仕事を筆頭に少なくありませんが、もしそういう事態ならやっぱり今すぐ転職する事を検討してほしいと思います。
会社やお店、上司、先輩のためにあなたが犠牲になる必要はないと思いますよ。
なので、もし転職を考えている人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
「「仕事が辛い」と思った時が転職する絶好のタイミング!その理由と5つの具体的な方法」
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